黒金山

◆データ
黒金山/山梨県山梨市 2232m
◆登山日
2018年5月12日 晴れ
◆アプローチ
国道140号=大平牧場=県営林道乾徳山(南)線=黒金山登山口ゲート
◆歩行ルート
黒金山登山口(9:28)-牛首ノタル(11:41)-黒金山(12:27〜13:51)-牛首ノタル(14:27)-黒金山登山口(15:52)
◆メンバー
ねーさん、ふみかさん

山梨百名山の黒金山。奥深くなかなか足が向かない場所にあります。さて、前回西沢渓谷から登ったのが2003年10月なので、なんと15年ぶりの訪問になります。今回はメンバーの体力を考え、大平牧場から乾徳山を東へ巻く県営林道乾徳山(南)線の閉鎖ゲート前の登山口から牛首ノタルへの尾根を登り上げる黒金山への最短ルートで登ることにしました。

林道ゲート前登山口前はとても広く開放的です。正面の尾根が入山口です。


駐車地点の道標のそばに、置き忘れた登山靴がありました。登山後に靴を脱いだ開放感に酔いしれて忘れたしまったのでしょうか。心当たりのある方、取りに来てくださいね。


登山口からしばらくは明るく歩きやすい道が続きます。尾根の西側は新緑のカラマツ、東側は落葉広葉樹の森です。


湿地帯に谷地坊主発見です。ちなみに「乙女高原の谷地坊主」は、山梨市の天然記念物に指定されています。


尾根上の一番の展望地からは、奥秩父東部の山々から富士山まで一望できました。




ピラミダルな牛首の奥に、黒くなだらかな黒金山が対照的です。


シャクナゲが咲いています。濃い緑の多い山域でこの鮮やかな色は目立ちますね。


富士山が幻想的です。足を止めて双眼鏡で覗くと、「農鳥」が見えました。


牛首の西を巻いて進みます。


なだらかで歩きやすい道から、倒木のある急斜面になりました。


このあたりのシャクナゲはまだつぼみです。


ササ原に変化したら牛首ノタルは目前です。


牛首ノタルに到着しました。富士山と乾徳山が並んでいますね。乾徳山はここから見ると尾根上の小ピークにしか見えません。


黒金山への最後の登りです。薄暗い樹林内では奥秩父のにおいがします。


黒金山山頂に到着しました。「あーおなかがすいた」、今は花より団子の心境でしょうか。


お昼ごはんを食べて落ち着いたら展望を楽しむことにします。
まずは富士山方面。


南アルプス方面。


北奥千丈岳と国師ヶ岳。写真ではわかり難いですが、肉眼で金峰山の五丈岩がはっきり見えます。


国師ヶ岳から東の稜線と甲武信ヶ岳そして木賊山。


甲武信ヶ岳から雁坂嶺あたりまで。


国師ヶ岳と東梓を結ぶ稜線鞍部を通して、有名な山が2つ並んで見えました。


下山します。牛首ノタルで展望を目に焼き付けて。


往路で景色を楽しんだ展望地で本日最後の大展望を目に焼き付けて。


復路はあっという間でした。


帰りは林道沿いの山野草を探しながらゆっくり麓まで下りました。
気候、展望、ともに申し分のない一日となりました。

■見かけた花
バイカオウレン↓ 白い花弁に見えるのは萼片で、黄色が花弁です。






こちらは小葉が3枚で花茎が緑っぽくみえますがこれもバイカオウレンでしょう。


キバナノコマノツメ↓


ワチガイソウ↓


シコクスミレ↓


サクラスミレ↓


GPS軌跡表示  ※カシミール3D使用


標高グラフ ※カシミール3D使用

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