セツブンソウを育てる
【2024年12月28日】
寒い日が続いています。セツブンソウの様子が気になるので、観察を始めることにしました。
サザンカの木陰に置いたスチロール箱の様子です。日の当たらない場所で、土の表面が乾燥しないように管理していたおかげでしょうか、コケが自然発生しました。今シーズンの目標である、コケとセツブンソウのコラボレーションに、ちょっとだけ近づきました。


土の表面を注意深く見てみると、花芽が出ていました。最低気温が氷点下となる日があり、土が凍って盛り上がってしまうこともありましたが、今年も花を見ることができそうです。


【2025年1月18日】
一年で一番寒い時期です。朝は霜柱で土が盛り上がってしまう環境ですが、次々とつぼみが出てきました。


日差しを求めて一斉に出てきたようです。


こちらでは会話でもしているのでしょうか。軽く数えただけでも、現時点のつぼみの数は15個ほど。昨年よりも多くの花が咲くのは間違いないでしょう。


【2025年1月20日】
今日は春のような暖かさです。光を浴びて一気に開花が進みました。昨年の開花は1月18日だったので、ほぼ同時期です。


2025年の花のトップバッターはこれ。一年ぶりの再会です。


こちらのはやや色が違いますね。その手前には、こぼれ種から発芽した子葉が見えます。開花数は「2」。つぼみの数だけでもすでに「20以上」あるので、昨年の開花数の「17」を上回っています。


【2025年1月23日】
天気が良くて気温が高い日が続いています。芽出しから開花までのスピードが早く、最初の開花の確認からわずか3日でこんなに咲き揃いました。


みんなが揃って太陽の方向に花を向けています。


高密度で咲いています。一つの球根から複数の花を咲かせているのでしょうね。


コケとセツブンソウとの組み合わせもいい感じ。現時点で開花数は「30」ほど。これからどれだけ花が増えるのか、毎日楽しみです。個人的には、咲き始めてから間もない今の時期が、一番美しいと思っています。


【2025年1月27日】
開花数は「42」になりました。昨年の開花数は「17」だったので、約2.5倍の開花数になります。新たな花芽は見当たらないので、今年はこれで終わりでしょう。発芽や成長の邪魔になりそうなので、表面のコケを取り除きました。

成長すると茎が伸び、、花が下を向いてしまう傾向があります。


こちらは、昨年採取した200粒ほどのタネを蒔いたスチロール箱です。順調に発芽したようで、子葉がたくさん出ています。


高密度で発芽しています。環境が良かったのか、発芽率が高く、子葉のサイズが大きい気がします。2018年6月にタネを分けてもらい、試行錯誤を繰り返しながらようやく持続可能な状態になりました。


【2025年2月4日】
開花数に変化はありません。「本葉のみ」が出てきたので花はそろそろ終わりです。茎は横倒しのまま伸び、お互いが絡まっているようにも見えます。


すでにがく片を落としている花もあります。今年はまだ訪花昆虫の姿を見ていませんが、受粉できたのでしょうか。


昨年タネを蒔いたスチロール箱は、御覧の通りです。


どう見ても密度が高すぎます。開花時の様子を知りたいので、試しにこのまま育ててみたいと思います。


【2025年2月17日】
しばらく寒さが緩んていましたが、今晩から再び寒くなる予報です。セツブンソウはがく片を落とし、結実を始めています。友人からの情報によると、「市川三郷町の群生地では、まだ7〜8輪しか咲いていない。」とのことです。


背丈は長いもので12cmくらいです。全ての花で実を付けました。これだけ実をつける確率が高いのですから、虫や風による他家受粉だけでなく、自家受粉もあるのかもしれません。


昨年蒔いた箱では、子葉が大きくなっていました。本葉がありますが、これは一昨年に蒔いたものです。


子葉の直径を計ったら、1.5cmくらいでした。


【2025年3月9日】
土が見えなくなるほど葉が大きくなりました。夜間は蓋をして土の凍結を防ぎ、昼は蓋を取って半日ほど日光に当てているのが良かったのかもしれません。


タネも膨らんできました。


こちらでも、子葉が一回り大きくなり、茎が伸びました。今年は多くのタネを採取できそうなので、タネ蒔きが楽しみです。


【2025年3月27日】
3月なのに甲府盆地では夏日になりました。そろそろ袋果が弾けるころでしょう。


ありました、弾けた袋果です。タネはスチロール箱の外まで飛んでいました。昨年の記録を見ると、初めて弾けているのを見つけた日は、偶然にも同じ3月27日でした。


こちらでは7袋もついています。黄色くなり始めているので、明日くらいには採ったほうが良さそうです。


黄色くなった袋果を採ってタッパーに入れました。今年はたくさんのタネが採れそうです。