物見石

◆データ
物見石/長野県諏訪市 1785m
◆登山日
2024年12月15日 晴れ
◆アプローチ
八島湿原駐車場
◆歩行ルート
駐車場(11:13)-八島園地(11:15)-湿原の木道-奥霧小屋(11:41)-物見石(12:31〜12:57)-分岐をP1792へ(13:07)-P1792(13:13)-林道へ合流(13:34)-ヒュッテみやさま(13:49)-湿原の木道-八島園地(14:16)-駐車場(14:19)
◆メンバー
単独

昨日、甲府で初雪が観測された。おそらく南アルプスから風に乗って雪が甲府まで流れてきたのだろう。初雪の便りを聞くと出かけるのが億劫になりがちだが、久しぶりに雪の感触を感じたくなったので、霧ヶ峰エリアへ出かけることにした。出かける前に霧ヶ峰インターチェンジに設置したライブカメラを見たところ、ビーナスラインは圧雪されているようなので、八島湿原まで足を延ばしても支障はなさそうだ。

八島湿原駐車場。日曜日だというのにこの通りガラガラ。自分の車を含めて4台しかいない。駐車場の積雪は数センチほどなので、今日は長靴で良いだろう。


駐車場から八島園地へ向かう。ちょっと早いが、ツルウメモドキでクリスマス。


八島園地。予想はしてたけど、やっぱり誰もいない。たくさんの足跡があるが、これは昨日のものだろう。


スロープから木道の周回路へ下る。スロープの左右の見晴らしが良くなっている気がするが気のせいかな。


下から見上げるときれいに伐採されていた。


反対側もこの通り。スロープの手すり近くにはノリウツギなどの低木があったと思うが、全て伐採済み。手を入れないと森林に遷移するので、伐採するという選択をしたのだろう。乙女高原でもそうだが、生物多様性の維持のためには継続した管理が大切。


湿原の周回路を辿って奥霧小屋方面へ向かう。木道の上に積もった雪の下には、時々凍った場所があるので注意。


湿原の向こうには車山山頂が見えるはずだが、雪雲に覆われてしまっている。


ミズナラの枯葉が西風によって同じ方向を向いている。


奥霧小屋に到着。やっぱり誰もいない。積雪は10cmほどのパウダーで負荷は軽い。このまま物見石まで足を延ばしてみよう。


吹き溜まりでも、長靴で問題なし。


新雪といえばアニマルトラッキングも楽しみの一つ。シカ以外の動物もいるようだ。入り乱れた足跡から動物の行動を想像しながら進む。


物見石への登り。次第に北西からの風を強く感じるようになってきた。


半分ほど登ったところで振り返る。


風は10m/sくらいありそう。頬を打つ風が痛い。雲の流れが早く、日差しの変化が忙しい。


風と雪は、時によって面白い造形を見せてくれる。


物見石に到着。風が強く寒さでじっとしていられない。写真を撮ったらすぐに岩陰に避難しよう。


湿原方面。中央アルプスから北アルプスの山々は、完全に雪雲の中。


雲の動きが早い。美ヶ原は寒いだろうな。


物見石の岩陰に避難して、インスタントコーヒーをすすりながらおにぎりを食べた。


だれもいない物見石をから蝶々深山方面へ。


迷うことなくP1792へ。この強風と寒さでは蝶々深山へ行く気にもなりません。


P1792から湿原方面。雪雲がすぐそこまで迫っているのに、雪が舞ってこないのが不思議なくらい。


短時間でも日差しがあるとほっとする。


「キュー」と、枝同士が擦れ合う音が響く。


レンゲツツジ(だと思う)の実。殻が開いている。


レンゲツツジ(だと思う)の冬芽。早く春にならないかな。


林道と合流後、湿原方面へ。


林道では、人以外の足跡のほうが多いくらい。


林道からヒュッテみやさまへ。


営業中だったが、お客さんはいない様子。日曜日なのにね。


湿原の木道へ。葉が落ちて見晴らしは良くなったのは良いが、雪に覆われている足元には特筆すべきものはない。野鳥の声でもすれば、姿を見ようという気にもなるが、それもなし。


イヌガンソクは雪に負けていないようだ。


落葉すると、ヤドリギが良く見える。


鷲ヶ峰。そういえば、最近登っていないな。


八島園地到着。出発時と同じく、誰もいない。


駐車場へ戻ってみると自分の車だけになっていた。結局誰にも会わず、「本当に日曜日?」、そんな一日だった。寒かったけど、久しぶりの雪歩きを楽しむことがてきたので充実した一日となった。


たてしな自由農園原村店で、地元野菜と、サンふじ、長いもを買って甲府盆地へ戻った。

GPS軌跡表示  ※カシミール3D使用


標高グラフ ※カシミール3D使用

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