丸山、中山

◆データ
丸山/長野県茅野市・南佐久郡小海町 2330m
中山/長野県茅野市・南佐久郡小海町 2496m
◆登山日
2024年10月2日 晴れ
◆アプローチ
国道299号=麦草峠駐車場
◆歩行ルート
駐車場(10:46)-麦草ヒュッテ(10:48)-分岐を丸山方面へ(10:51)-丸山三角点(11:33)-高見石小屋(11:51)-中山展望台(12:46〜13:19)-中山山頂(13:22〜13:25)-中山展望台(13:28)-高見石小屋(14:20)-丸山方面へ-分岐を白駒池方面へ(14:23)-木道と合流(14:50)-分岐を麦草峠方面へ(14:55)-白駒の奥庭-麦草ヒュッテ(15:23)-駐車場(15:25)
◆メンバー
単独

朝晩の気温が下がるようになり、長かった残暑も終わりが見えてきた。流れる雲も秋らしくなり、空の青さが増してきた気がする。秋は山頂からの遠望が期待できる季節。今回は展望を目的に北八ヶ岳エリアの中山展望台に登ることにした。

麦草峠駐車場。到着時は平日にもかかわらず駐車場は満車。どうしようかと思っていると、タイミングよく駐車場から出る車があったので、入れ違いで駐車した。気温は寒さを感じず半袖で丁度良いくらい。持ってきた長袖はザックにしまい、麦草ヒュッテに向けて出発。


麦草ヒュッテ。思ったよりも車も人も少ないなと思ったら、定休日だった。


麦草ヒュッテの少し上の分岐を丸山方面へ向かう。往路は丸山経由で中山展望台へ登り、復路はその時の気分で決める事にした。


針葉樹の森に入ると、北八ヶ岳の匂い。キノコも多数見かけた。ここ最近、雨が多かったからだろう。


土壌が薄いので石の上に根が横に這って露出している。身近では富士山の樹海がこれに近い環境かな。


「小さい秋、みぃつけた!」。


丸山三角点。相変わらず展望は良くない。ここに来るのは2回目。


南側は少しはまし。


休むことなく高見石小屋方面へ。


分岐は2箇所あったが、いずれも高見石方面へ。


高見石小屋に到着。ここでは多くの登山者が休憩していた。小屋裏の高見石からの展望は何度も見ているのでパス。


高見石小屋から中山へ。


少し下った平坦地には、コケの上にミツバオウレンの葉がたくさんあった。花の時期にはきれいだろうな。


コケのかたまり。種類は不明だが、周囲にあった他のコケとは違う雰囲気。


オコジョの森周辺は、見渡す限りコケの森。


オサバグサ、コミヤマカタバミ、ウスバスミレ。コケは植物の多様性に欠かせない存在。


斜度が緩くなり、前方が明るくなってきた。


登りはここまで。中山展望台までは、ほぼ水平移動。


周辺では秋の気配。青空とのコントラストがいいね。


中山展望台に到着。ずっと樹林帯をあるいてきたので、より開放感を感じる。中山山頂の三角点はわずかに南にだが、まずはここで展望を楽しみながら昼食にする。


多くのケルンが立つ西側に移動し展望を確認する。まずは東天狗岳と西天狗岳。その奥には硫黄岳。


この方向に中央アルプスが見えるはずだが、薄い雲に隠れて見えない。


御嶽山と乗鞍岳方面。霞んではいるが場所ははっきり分かるので、それぞれズームしてみる。


御嶽山などの有名な山は見える。


乗鞍岳方面。欲を言えば、もう少し空気が澄んでいればよかった。


北アルプス方面。こちらもズーム。


穂高、槍、表銀座の稜線、水晶岳あたりまで確認。


このくらいの標高からだと、立山連峰の稜線や剱岳までしっかり確認できる。


お馴染みの北横岳と蓼科山。その奥にみえる後立山連峰の稜線にはやや雲がかかっている。


展望台で昼食後、下山前に中山山頂にやってきた。唯一開けている南側からの展望を確認するのが目的。


南方面も雲がある。思ったよりもニュウまでが遠く見える。ニュウと中山の間は何度か歩いているので、今回はパス。


奥秩父の名峰たち。


中山展望台へ戻って往路と同じ道を下山。


高見石小屋。岩の多い下りを慎重に歩いたので、登りと同じくらい時間がかかってしまった。年を重ねるごとに、バランス感覚が悪くなるのを感じる。


復路では丸山を経由せず、白駒池方面へ。


歩きやすい道。


駐車場と白駒池を結ぶ木道と合流。しばらくは観光客のペースに合わせてのんびり歩く。


木道から麦草峠方面へ。


天狗の庭を通過。


往路で通過した分岐まで戻ってきた。


麦草ヒュッテのバス停の横で、夏を惜しむかのようにハクサンフウロが一輪だけ咲き残っていた。


麦草峠駐車場に到着。駐車場の車の数は半分ほどに減っていた。天気が良くて、目的の展望も楽しむことができたので、大満足の一日となりました。


いつものように原村でシナノドルチェと秋映を買って甲府盆地へ帰宅した。

GPS軌跡表示  ※カシミール3D使用


標高グラフ ※カシミール3D使用

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