東天狗岳、西天狗岳

◆データ
東天狗岳/長野県茅野市・南佐久郡小海町 2640m
西天狗岳/長野県茅野市 2646m
◆登山日
2024年8月17日 晴れ
◆アプローチ
唐沢鉱泉への道の路肩に駐車
◆歩行ルート
駐車地点(7:28)-唐沢鉱泉(7:37)-渋の湯からの道と合流(8:55)-黒百合ヒュッテ(9:46〜9:54)-天狗の奥庭(10:20)-天狗の奥庭上(10:31)-中山峠からの道と合流(10:59)-東天狗岳(11:19〜11:30)-西天狗岳(11:49〜12:29)-第二展望台(13:04)-第一展望台(13:40)-分岐を唐沢鉱泉方面へ(14:22)-唐沢鉱泉(15:14)-駐車地点(14:28)
◆メンバー
タッキー

久しぶりにタッキーと一緒に登山。場所は八ヶ岳の天狗岳。久しぶりの高山帯への登山なので、タッキーの足を引っ張らないようにしないと。

唐沢鉱泉手前の路肩に駐車。心配された台風の影響もなく、朝から青空で日差しが強い。天気に恵まれて気分よく出発。


ミヤマモジズリ。唐沢鉱泉へ続くダート道に咲いていた。今日は高山帯まで登るので、景色だけでなく植物観察も楽しみ。


登山者用駐車場は満車。お盆休みなので混雑は仕方がない。


唐沢鉱泉に到着。多くの登山者は、すでに出発してしまったのだろう、駐車場が満車だった割に人の姿がない。


川沿いの源泉。エメラルドグリーンというか、乳白色というか。コケの緑とのコントラストが美しい。


ヤツタカネアザミだと思う。葉の表面にあるトゲが痛そう。


黒百合平への登山口。唐沢を渡って入山。


北八ヶ岳らしい道。


コケのじゅうたん。フレッシュなキノコもたくさん見かけた。


こんな橋を何度か渡る。手すりの金属パイプが錆びていないので、最近に出来たものだろう。


渋の湯からの道と合流。石の登山道は濡れたり、コケがついていたりしているので滑りやすい。足を乗せる石を選んだり、気を使いながら一歩一歩確かめながら進むのでなので、思いのほか疲れる。


黒百合ヒュッテに到着。ここまでの樹林帯では、登山者に出会うことは少なかったが、ここでは多くの登山者が休憩していた。


小屋前で休憩後、東天狗岳に向けて出発。前回にタッキーと登った時には中山峠経由だったので、今回は天狗の奥庭経由で目指す。


黒百合ヒュッテ前からわずかに登ると、目の前が一気に開けた。手前の水が枯れたくぼみがすりばち池。そして、その向こうには、これから向かう東天狗岳、西天狗岳。


西方面の展望。雲がなければ、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳が見えるはず。


日当たりの良い岩場ではイワツメクサが咲いていた。最近の山歩きは亜高山帯ばかりなので、高山帯の植物を見るのは久しぶり。


ミヤマダイコンソウ。岩の隙間のコケに根を張っているようだ。残念ながらすでに花弁が落ちてしまっていた。付近ではシナノオトギリやトウヤクリンドウも咲いていた。


天狗の奥庭から天狗の奥庭上まで登ってきた。疲れた体で目の前に見える岩場の急斜面を登ることを考えると気が重い。


予想通りきつい。時々立ち止まって息を整えながら、ゆっくり登る。


中山峠からの道と合流。正直疲れた。登りは中山峠を経由したほうが体力の消耗は少ないと実感。


オンタデ。高山帯の砂礫地などの裸地で見かける。厳しい環境でいち早く生えるいわゆるパイオニア植物。富士山の5合目以上でよく見かける。


タカネニガナ。岩影でひっそりと咲いていた。


トウヤクリンドウ。天狗の奥庭では枯れ始めていたが、ここではまだ見ごろ。

ヒメシャジン。亜高山帯の草原でよく見かけるツリガネニンジンと比べ、背が低いわりに花が大きくて豪華に見える。


タカネヒゴタイ。開花まではもう少し。地味なので見逃してしまいそう。


コバノコゴメグサ。八ヶ岳の標高の高いところのコゴメグサ属といえばこれ。


大きな岩を巻く。東天狗岳はもうすぐ。


東天狗岳に到着。黒百合ヒュッテからきつかったけど、山頂についたら疲れを忘れた。


山頂で、西天狗岳を見ながら休憩。展望を楽しみたかったが、雲が上がってきてしまった。


東天狗岳から西天狗岳へ。鞍部まで下りたところから、根石岳と箕冠山を望む。その奥には硫黄岳が見え隠れしている。


西天狗岳に到着。先ほどまでいた東天狗岳よりも4mほど高い。広い山頂部で昼食にした。


昼食を食べ終わるころには、完全に雲の中に入ってしまった。このまま待っていても晴れそうにないので、下山することにした。


下山は西尾根で。下り始めは岩場なので、ストックをしまい両手をフリーに。


岩場を過ぎると針葉樹が増えてきた。


第二展望台に到着。期待していた展望はこの通りで残念。


イブキジャコウソウ。葉を指先で揉むと、良い香りがする。


シラタマノキは結実を始めていた。


第一展望台から西方面の展望。標高を下げたら雲の中からは抜け、周囲の山々が見渡せるようになった。


蓼科山や北横岳が見える。


分岐で休憩。長時間の下りは久しぶり。足がつりそうになったので水分と塩分を補給した。


分岐から唐沢鉱泉に向けて出発。疲れているせいか、道のりが長く感じられる。


唐沢鉱泉まで下りてきた。ここでも、そこそこ標高があるはずなのに、とにかく暑い。ダート道を下って車に戻ったら、着替えはあとまわしにして、早速ソフトクリームを食べに下界に戻った。


久しぶりにまじめに歩いたので、筋肉痛は避けられそうにないが、久しぶりにタッキーと昔話をしたり、楽しい時間を過ごすことが出来たので、大満足の一日になった。涼しくなったら、また高い山に出かけてみよう。

GPS軌跡表示  ※カシミール3D使用


標高グラフ ※カシミール3D使用

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