三峰山 |
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◆データ 三峰山/長野県小県郡長和町・諏訪郡下諏訪町 1888m ◆登山日 2024年7月23日 晴れ ◆アプローチ ビーナスライン=旧和田峠スキー場施設脇の駐車場 ◆歩行ルート 駐車場(11:02)-古峠(11:14〜11:16)-和田山北峰(11:40)-1710m付近で昼食(11:52〜12:02)-分岐(12:26)-三峰山(12:39〜13:00)-分岐(13:09)-和田山北峰-古峠(13:56)-和田山南峰(14:05〜14:09)-古峠(14:13)-車道と合流(14:21)-駐車場(14:28) ◆メンバー 単独 |
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今日も甲府は猛暑の予報。連日の暑さに我慢できないので、高いところへ避難することにした。今回歩くのは和田峠から三峰山までの道。三峰山は何度か登ってはいるが、和田峠からは初めて。遮るものがない見晴らしの良いルートなので直射日光が心配だが、亜高山帯の標高なので、汗だくになるほどではないだろう。 出発は旧和田峠スキー場の施設脇の駐車場から。廃屋横の道を古峠へ向かって進む。日差しは強いが暑さを感じるほどではない。 開けた場所に出た。 スキー場の面影が残る。 斜面を登りきったところで中山道と合流。さすが有名な街道だけあって良い道だ。 古峠に到着。場違いなほど広々した場所だ。 古峠から西方面の展望。 中山道を離れ、三峰山を目指して北へ。 この道は、長門牧場から霧ヶ峰、美ヶ原まで続く中央分水嶺トレイルの一部。道は整備され、要所には道案内の標識があるので迷うことはない。 最初のピークを下降し、次のピークへ向かう。なかなか雰囲気の良い道だ。 コケオトギリ。オトギリソウの仲間の中では花が小さい。 ピークが近づいてきたら花と昆虫が増えてきた。 ヒョウモンチョウの仲間とコウリンカ。トンボもいたが、動きが早くて撮影できなかった。 歩いてきたルートを振り返る。奥から蓼科山、車山、鷲ヶ峰。 何気なく通過してしまったが、帰宅後に調べたら、このあたりが和田山北峰らしい。左手の笹の中を探せば三角点があったのかも。 和田山北峰を過ぎたら見晴らしが良くなり、前方に目的地の三峰山が見えるようになった。 ここにもコウリンカがたくさん咲いていた。 ビーナスラインとニアミス。日差しは強いが、涼しい風のおかげで清々しい。今日は間違いなく車より気持ちが良い。 時間は正午前、お腹が空いたので標高1710mほどの地点で昼食にする。 登山道沿いの石に腰かけておにぎりを食べながらゆっくりする。足元にはひっそりとハクサンフウロが咲いていた。 「誰ですか、登山道に黒いガラス瓶の破片を散らかしたのは」、と思ったがちょっと違うようだ。そういえば、和田峠周辺は黒曜石の産地だったな。 オオチドメのつぼみ(下)と実(上)。群生していたので容易に花を見つけられると思ったが、見つけられなかった。 三峰山が近づいてきた。展望が良いルートなので、いつまでも、どこまでも歩いていきたい気分。 三峰展望台駐車場からのルートと合流。ここからはお馴染みのルート。 平日とはいえ、思ったよりも人が少ない。 三峰山三角点に到着。久しぶりの登山なので、最後は少し疲れた。 さて、展望を楽しむことにしよう。 諏訪湖方面。右奥に中央アルプスがうっすらと見える。もう少しクリアに見えるとうれしいが、この時期のこの時間ならば仕方がない。 一番奥に蓼科山から八ヶ岳。その手前が車山。そして歩いてきたトレイル。 鉢盛山方面。御嶽山、乗鞍岳はなんとか見える。 北アルプス方面。稜線付近に雲がかかっている。 美ヶ原方面。王ヶ原から物見石山までの稜線は、平らな大地に見える。 四阿山から浅間山方面。 肉眼ではこの方角に富士山があることは確認できるが、デジカメだと難しいか。 北アルプスの展望を確認するために山頂でしばらく粘っていたら、雲が動いて穂高連峰と槍ヶ岳あたりまでは見えるようになってきた。これで心置きなく下山できそうだ。 往路と同じ道で下山。 午前中に涼しさをもたらしていた西風が午後になって弱くなり、標高を落とすごとに暑さを感じる。 とにかく暑い。Tシャツは汗でびっしょり。水筒の麦茶があっという間に体外に流れ出る。 まわりが針葉樹のため蒸散効果があまり期待できないのか、木陰にいるのにまったく涼しさを感じない。 古峠が近づいてきた。せっかくなので、正面に見える山も登ってみよう。 古峠に到着。休んでしまうと動きたくなくなると判断し、そのまま送電鉄塔の巡視路を利用してピークを目指す。 巡視路のピークにあったブリキ板。あとで調べたら、ここは和田山南峰という場所らしい。 ここが最高点。 ピーク周辺は草原で、コウリンカが群生していた。 浅間山が見える。 日当たりの良い場所でじっとしていると余計に暑いので下山。 古峠に到着。早く車に戻って車のエアコンを浴びたい。 何も考えずに中山道を下る。 往路と同じ道を辿る予定だったが、いつの間にか車道と合流。まあいい、往路よりもちょっと距離が長くなるが、適当に駐車場まで戻ることにしよう。 駐車地点はこの正面あたり。 駐車場わきにあった気温計は27℃。この気温なら歩いていて暑かったのもうなずける。この標高でこの気温は異常でしょう。このあたりはもう避暑地ではなくなってしまったようだ。ということは甲府盆地はさらに暑いということか。 駐車場に帰還。避暑にはならなかったが、久しぶりに大粒の汗をかいたので暑熱順化は完了かな。荷物を車に投げ込んで、早速エアコンを全開にして甲府盆地へ戻った。 【見かけた花】 ニガナ、ウツボグサ、コテングクワガタ、コケオトギリ、コウリンカ、オオチドメ(蕾と実)、ハクサンフウロ、エゾカワラナデシコ、ノアザミ GPS軌跡表示 ※カシミール3D使用 標高グラフ ※カシミール3D使用 |
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