八島湿原

◆データ
八島湿原/長野県諏訪市・諏訪郡下諏訪町
◆登山日
2024年6月22日 晴れ
◆アプローチ
八島湿原駐車場
◆歩行ルート
駐車場(11:08)-八島園地(11:10)-湿原の木道-奥霧小屋(11:56〜12:14)-旧御社山神社-ヒュッテみやさま(12:36)-湿原の木道-八島園地(12:55)-駐車場(12:57)
◆メンバー
単独

久しぶりに初夏の八島湿原へ。午後に霧ヶ峰自然保護センターへ行く予定なので、それまでの時間調整で訪問。

八島湿原駐車場。土曜日なので車は多いが駐車場所に困るほどではない。日差しは弱めでやや涼しいくらいなので、薄手の長袖で丁度よい。昼食のおにぎりと飲み物を持って出発。


レンゲツツジ(手前)とヤマツツジ(奥)。標高が同じくらいの乙女高原ではレンゲツツジの花はすでに終わっているのに、ここでは見ごろ。


駐車場が混雑していた割に、八島園地の人出は少ない。


八島園地から木道へ。6月は緑がきれい。


ニシキウツギの花色は、白から赤へ変化を始めたばかり。


アカギキンポウゲは日の光を浴びて気持ちよさそう。


八島ヶ原湿原の向こうには車山のレーダードームが見える。そういえば、来るときに通った車山肩の駐車場は、車で一杯だった。


霧ヶ峰といえばニッコウキスゲ。八島湿原ではこんな感じだが、来るときに通った富士見台ではもっと花が目立っていた。


ノリウツギはまだつぼみ。ウツギの名がつくが、ウツギ属ではなくアジサイ属。樹皮が赤くてきれい。


アヤメは見ごろ。


ヤナギランの花はまだ先のようだ。ところでヤナギランは裸地で最初に繁殖するパイオニア植物なので、繁殖力は強いと思われがちだが、他の植物が増えてくるとやがて駆逐されてしまう。しかしヤナギランのタネは綿毛によって遠くまで飛ばされやすいので、離れた土地で再び芽を出し群落を作ることができる。乙女高原のように毎年草刈りが行われる草原では、ヤナギランの生育には適した環境であると言えますね。


木道のそばで、ヤマトキソウがひっそりと咲いていた。


アマドコロ。見つけると茎に稜があることを確認したくなるのは私だけか。


湿原内に咲いていたコバイケイソウ。


イブキトラノオ。みんなが同じ方向に傾いた姿がかわいくてパチリ。
」」

すぐ近くでウグイスの声が聞こえたので肉眼でさがしたら、あっさり見つけられた。


ハクサンフウロが咲き始めていた。一帯にはタチフウロやアサマフウロもあるのだが、まだ咲いていなかった。


オオカサモチ登場。いつもながら存在感がある姿。シシウドも大きいが、こちらのほうが茎が太くてがっしりした印象。


双眼鏡で何かいないかなと湿地を探索していたら、カキツバタが咲いていた。


奥霧小屋まできた。時間はちょうど正午、丁度おなかもすいたころなので目の前の草原で昼食にした。


昼食後は林道の周回路へ。今日は湿原を周回するのが目的なので、山へは行きません。


サンリンソウの花と果実。雌しべの一つ一つがタネになる様子が、いかにもキンポウゲ科らしい。


きれいなヤブデマリだな、と思ったら葉が3裂していた。これはカンボクですね。


エゾボウフウの花と果実。セリ科の花をみると線香花火を思い出す。時間の経過とともに火の勢いがなくなっていく様子が、まさにそれ。


林道を離れ、旧御社山神社へ。神社前ではクリンソウが咲いていた。


ヒュッテみやさま。いつも通過するばかりで、実は立ち寄ったことはないのです。


湿原の木道へ。


湿原の南から北を望む。


グンナイフウロが咲き始めていた。


鷲ヶ峰方面。そういえば、最近は鷲ヶ峰に登っていないな。


八島園地へ戻ってきた。時間は13時前。予定通り、霧ヶ峰自然保護センターへ向かった。


■おまけ
カラフトイバラ。花はハマナスよりも一回り小さい。北海道以外では、霧ヶ峰と菅平、群馬県の一部にしかない。


GPS軌跡表示  ※カシミール3D使用


標高グラフ ※カシミール3D使用

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