「虹色スミレ」を育てる
【2023年10月3日】
パンジーを種から育ててみることにしました。今回育てるのはサカタのタネの「虹色スミレ」という品種のミックス品です。今回はホームセンターで2袋購入しました。


種は小袋に入っていました。


給水させたピートバンにピンセットで穴を開け、中に種を入れて軽く押さえました。種は2袋合わせて110粒ほどありました。最高気温が発芽適温よりも高い日が続くので、発芽までは比較的涼しい室内で管理する事にしました。


【2023年10月8日】
種まきから5日目。種から白い根が出てきました。


【2023年10月11日】
種まきから8日目。3日前よりも成長していますが、子葉が展開するまでには至っていません。同じ日に種をまいたビオラと比較すると、成長が少し遅いようです。


【2023年10月18日】
種まきから15日目。発芽率は3割弱です。今後の発芽率アップに期待しましょう。


【2023年10月26日】
種まきから23日目。発芽率は4割強です。同じ日に蒔いて同じ環境に置いた「ビオラ ピエナ」よりも発芽率が低いです。全体的に本葉が出ている苗が少ないので、移植するにはまだ早そうです。


【2023年10月31日】
種まきから28日目。本葉が出ている苗が増えたので、ポリポットに植え替えることにしました。


実は本葉がもう少し大きくなってから植え替えようかと思っていたのですが、徒長ぎみなので早めの対応です。


本葉が出ている苗を優先して2.5号ポットに植え替えました。用土にはダークピート60%配合のポット育苗培土を使用しました。


【2023年11月16日】
種まきから44日目。成長はゆっくりです。


【2023年11月29日】
種まきから57日目。


【2023年12月23日】
種まきから81日目。


【2024年1月13日】
種まきから102日目。全体的に大きくなっていますが、成長にバラツキがあるような気がします。開花するまでにはもう少し時間がかかりそうです。


【2024年1月30日】
種まきから119日目。やっと開花しました。蕾が見えてからずいぶんと時間がかかりました。


花の大きさは4cm以上あります。品種は「虹色スミレ メープル」だと思います。虹色スミレは全品種に色幅があり、覆輪とならない単色の個体が発生することがあるようです。


【2024年2月3日】
種まきから123日目。開花株を集めてみました。「メープル」が4輪と、「ノーブル」が1輪です。「メープル」は、左から右に開花順に並べてあります。色の違いは株の違いによるものなのか、開花時期の温度などの環境の違いによるものなのか気になります。


【2024年2月16日】
種まきから136日目。ポット苗の一部を円形の花壇に定植しました。背丈が高くなるルピナスを中央にして、その周りを囲むように配置しました。夕方になったので、残りの苗の定植は後日にします。


【2024年2月17日】
ポット苗の残りを日陰の花壇に定植しました。この時期、ほとんど日が当たらない場所なのでパンジーを植えるには不向きですが、他に植えるところがないので仕方がありません。


【2024年3月1日】
霜柱に負けず、サザンカの木の下で次々と花を咲かせています。ビオラと比べて花が大きいので、雨に打たれると花が傷んでしまうのではと思いましたが大丈夫みたいです。


【2024年3月16日】
虹色スミレが咲き揃いました。どの品種も色幅があるので断定が難しいです。
「スイートラブ」。内から外に向かって、黄、白、ピンクと変化。


「スイートハート」。全体的にピンク。


「ノーブル」。濃い紫と白の組み合わせ。


「ムーンライト」。黄色にブルーの縁取りでブロッチ入り。


「メープル」だと思う。黄色に赤の縁取り。ピンクの縁取りならば「エンゼルピンク」らしいが、色幅があるので区別がつくのだろうか。


「ラブリームーン」。黄色にラベンダー色の縁取り。


「ロイヤルブルー」。周囲は濃いブルーで中心部は黄色。


【2024年4月29日】
一日のうち数時間ほどですが日差しが届くようになり、本格的な開花が始まりました。開花のスタートが遅かった分、遅くまで咲いていることでしょう。


【2024年5月26日】
気温が高くなり、さすがに開花の勢いは衰えてきました。この後に植える苗が用意できるまで、このままにしておきます。


【2024年7月5日】
朝の7時50分、すでに強い日差しが照り付けています。連日の猛暑日で株は一気に弱ってしまいました。この場所に植える苗の準備がまもなくできるので、処分することにしました。日陰の花壇に定植したためか、思ったよりも長持ちしました。


まとめると、花色がかわいくて、株のまとまりがよい品種でした。タネの値段が少しだけ高かったですが、それだけの価値はありました。来年も育ててみたい品種です。