23cm用八木アンテナの構造検討

2021年2月9日記載

これまでに70cm用八木アンテナを製作した経験を生かして23cm用八木アンテナに挑戦することにしました。初手としてYBN70-5mを23cmにスケールダウンしたシミュレーションモデルを使って物理構造の検討を行いました。

【タイプ1】

まずは70cm八木と同じ構造で作りました。ブームは木製、Dxは5mmアルミ丸パイプ、DEは10mmアルミフラットバーです。同軸類は70cmで使っていたものと同じ長さとし、パッチンコアを取り付けました。
VSWR測定にはPCで周波数拡張させたAA-600を使い、エレメント長に補正を与えながら共振点を探りましたが、結果見つけることができませんでした。

【タイプ2】

DEの構造に問題があるのではと思い、タイプ1のDEをフラットーバーから5mmの丸パイプに変更しましたが、やはり共振点が見つけることができませんでした。波長に対してエレメント径が太すぎるのかもしれません。

【タイプ3】

エレメントを3mmに変更しシミュレーションモデルを作り直しました。エレメントは樹脂スペーサで保持する構造とし、DEと同軸の結合は半田付けにしました。結果、この構造ならば共振点が見つけられそうです。今後はこの構造をベースにVSWRの周波数特性についてシミュレーションとの合致を試みたいと思います。

2021年2月10日追記

タイプ3を使ってVSWRの周波数特性がシミュレーションと合致するようにエレメント長を補正してみました。


ローカルのレピータがアクセスできることと、アンテナに指向性があることだけは確認できました。

TOPに戻る