無線機のスピーカの指向性改善

2021年1月4日記載

筐体の天面にスピーカが取り付けられている無線機では受信音が上方に広がってしまい、操作パネル正面に座ると聞き取りにくいと感じていました。そこで今回はパネル正面に音が出てくるような反射箱を作ってみました。

上向きに取り付けられた無線機のスピーカ。これではパネル正面に音が出てきません。


出来上がった反射箱を乗せてみました。上向きの音を90度反射させて効率よくパネル前面に出てくるようにしました。


製作時間は1時間余り。ベニヤ板と角材を利用し木工用ボンドで接着、クリアラッカースプレーを吹いて、100均のマグネットテープを張り付けて出来上がりです。


工作の容易性を考えて反射板は45度の直線にしましたが、放物線のほうが反射効率がよいかもしれません。またリアに隙間を設けたりすると音質が変わるかもしれません。


実際にSSBの受信音を聞いてみたところ、音が前面からでてくるようになったのはもちろんですが、高域ノイズが少なくなり、中低音が豊かになったことで長時間聞いていても疲れにくくなった気がします。受信モードや信号強度によって最適な反射箱の形状や材質を見つけるのも面白いかもしれません。

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