430MHz/G0KSC/144MHz LN LFA 8el scaled to 70cm

2020年4月21日記載

■はじめに
G0KSC LFAタイプの、144MHz LFA LN 8el(※)を、70cmバンドで製作します。

※参考資料
G0KSC High Performance Antennas
 https://www.g0ksc.co.uk/
144MHz LFA LN 8el
 https://www.g0ksc.co.uk/144mhz-lfa-yagis/8el-144mhz-ln-lfa.html

■設計データ
G0KSC LFAタイプの、144MHz LFA LN 8elを、70cmバンドにスケールダウンしてMMANAでシミュレーションを行います。 エレメントの太さは5mmのアルミ丸棒にします。

【外形】
ラジエータ(DE)が矩形ループで構成された、インピーダンスが50オームの八木アンテナです。


【Beam Pattern】
f=431MHz

マイナーローブが十分に抑制されたビームパターンです。

【Gain/FB】


【VSWR】

VSWRは、共振周波数を431MHzにすることで、430-431MHzで1.1以下、430-434MHzでほぼ1.2以下となりました。

【VSWRの調整】
VSWRの調整は、ラジエータ(DE)の矩形ループの長辺の長さを可変させて行うので、その挙動をあらかじめシミュレーションで確認しておきます。

オリジナル(DE)に対して、長辺を4mm短くした場合(DE -4mm)、長辺を4mm長くした場合(DE +4mm)のVSWRの周波数特性を示します。

長辺を短くするとVSWRの最小点の周波数は高く、長辺を長くすると低くなります。

もう少し詳細に確認します。
はじめにRの周波数特性です。

長辺を短くするとRは高く、長くすると低くシフトするようです。

次にXの周波数特性です。

長辺を短くすると共振周波数(X=0を横切る周波数)は高く、長くすると低くなります。

■製作
【エレメントの切り出し】
DE以外のエレメント長については、これまで製作したアンテナのエレメント補正値を利用します。

今のところ製作予定はありません。

■測定

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