■はじめに
430MHzの八木アンテナのエレメントの長さ方向の切り出し加工には1mm以下の高い寸法精度が要求されます。加工後の長さの測定のために長尺のノギスがあればよいのですが非常に高価です。今回は長尺のノギスを使用せずに精度よく長さを測定する方法を紹介します。
■ノギスを使用した場合
アルミパイプの長さを測定します。
長さを読み取ると、67.5mmです。
■直線定規と直角定規を組み合わせた場合
同じアルミパイプを測定します。直角定規の間に測定対象を挟み込みます。
黒い直角定規のエッジの位置を直線定規の目盛りで読み取ります。
67.5mmです。アルミパイプを少しずらすと読み取りやすくなります。
■まとめ
直線定規が長いほど測定範囲が広くなります。慣れてくれば±1/4mm以下の精度で再現性よく測定できます。