乙女高原 観察交流会

◆データ
乙女高原/山梨県山梨市
◆登山日
2019年1月5日 晴れ
◆アプローチ
乙女高原グリーンロッジ
◆歩行ルート
乙女高原内
◆メンバー
乙女高原ファンクラブのみなさん

今年最初の観察会。冬の乙女高原はどんな様子かな。

まずは、焼山峠周辺を散策。冬の厳しい自然環境で生きる植物を探してみよう。


湿地帯は完全にスケートリンク状態。透き通るのではなく白濁している。


吐き出した勢いのまま凍るほどの寒さ。でも今日はそれほどでもない。


氷に閉じ込められた落ち葉。白色の葉が混在している。枯れ葉と氷の間に空気など水以外が入ったものなのか。


この時期、緑色といえばこれ。ミズゴケの類だと思う。触るとパリパリと砕けてしまうほどもろい。


日当たりのよいところでは少しは元気か。






こちらは地衣類。コケ類とは見た目も構造も違うもの。


こんなにじっくり見たことない。


乙女高原へ移動。時折吹く風はさすがに冷たいが、日差しが暖かくて春のよう。


草原内を歩いてみると、昨年11月末の草刈り直後と比べ枯れ草が地面になじんでいるように感じる。


これは茎の内部の水分が凍結し膨張することで茎を破砕したものではないかとのこと。草原内ではシラヤマギクとハンゴンソウで見られた。本家の「シモバシラ」以外で同様の現象を見たのは初めて。


草原の観察を終えて谷地坊主エリアへ。


近づいても湿地帯の大部分は凍っているので底なし沼にはまることはない。


さながら白濁した温泉につかる谷地坊主。


昼食後遊歩道沿いを散策。、図鑑とにらめっこしながらコケの観察。写真と見た目が違うぞとか、冬だから形が変化しているからだとか、それじゃあ水をかけたらどうだとか。








というわけで、最後に富士山を眺めて観察会は無事終了。2月のフォーラムに向けてしばらくはコケの世界で盛り上がりそうです。


おしまい。

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