AA-600 USB端子改造

2018年12月20日記載

■はじめに
アンテナアナライザー「AA-600」のUSB通信ができなくなりました。以前からコネクタ部のぐらつきが気になっていたのでコネクタ部の機械的な問題であると考え修理することにしました。

■原因
中をあけて調べたところ、AA-600の基板に搭載されているUSBコネクタ(TYPE B メス)の端子が折れて基板から離れていました。コネクタ本体と基板をコネクタ本体の2本の爪だけで支えている構造なので、度重なるUSBケーブルの抜き差しの際にコネクタと基板の接続部に負担がかかり折れてしまったと思われます。信頼性を考えるとネジ止めによる補強が望ましいです。

■対策
USBコネクタの交換では再び同じ問題が生じる可能性があるので、今回はUSBコネクタをはずしケーブルを基板に直付けすることにしました。

■内容
USBのコネクタ穴は大きすぎてケーブルを固定できないので、リアパネルを180度回転させました。次にリアパネルにケーブルを通す穴をあけ、リアパネルの内と外に結束バンドを挟み込んで取り付け外れないようにしました。


■結果
安定した通信ができるようになりました。

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