430MHz/ARAKI/YA-0719

2018年1月7日記載

■はじめに
自宅の物置に眠っていた有山工業(ARAKI)のYA-0719の素性を調査します。20年以上前に購入し数年間固定で使用していたものです。軽量で高性能ということで、メーカーがなくなった今でも固定や移動で現役で使用している局がいる人気のアンテナです。今回はこのアンテナの特性をアンテナシミュレータを使って調査します。

ブームは3分割構成です。3本をつなぐと全長は4mくらいになります。特徴はリフレクターが2本あることです。


エレメントはブームに貫通させ、樹脂製インシュレータと止め輪を利用して取りつける方法です。近年でもK1FOタイプ八木などでも同様の方法が使われています。


マッチング回路はTマッチとUバランの組み合わせです。近年でもK1FOなどでも同様のマッチング方法が使われています。


■シミュレーション
シミュレーションの入力データは、現物からの実測寸法をベースに作ります。エレメント長については、実測に対してエレメントがブームを貫通した場合の短縮効果を反映させます。

MMANA-GALでのシミュレーション結果を示します。

【432MHz】


同じくらいのブーム長の最近の八木アンテナのデザインと比較すると、バックローブの出方がやや大きい気がしますが他のサイドローブは小さめです。コンピュータによる設計が一般化していた時代かはわかりませんが、当時の設計者を尊敬します。

【Gain/FB】 


ゲインとF/Bのバランスで考えると、432MHz付近がよい気がします。

■補足
購入時に添付されていた取扱説明書には利得が19.13dBiと記載されています。しかし今回のシミュレーションでは利得が17.03dBi(432MHz)でした。寸法誤差、シミュレーション精度、ブーム長を考えても差がありすぎる気がします。

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