430MHz/DG7YBN/GTV70-4m

2016年2月10日記載

■はじめに
DG7YBNタイプによるロング八木の製作をはじめる前に、各製作工程の再現性を確認します。今回再現性の確認のために使用するアンテナモデルは、DG7YBN局から最近リリースされた、「GTV70-4m」です。

■設計データ
【シミュレーションモデルの定義ファイル】
「GTV 70-4m」のモデルに対して、エレメントの長さと太さを変更します。変更にあたり、VSWRについては加工精度にあまり敏感にならないことを意識し、ゲインとF/Bは430MHzから434MHzの範囲でのバランスを考えて決めました。


【指向性パターンの周波数特性】


【VSWRの周波数特性】


■製作
今回は、5エレの場合と同様に樹脂製のL型アングルにダイポールを取り付けました。
エレメントの切り出し寸法
7エレの補正値を適用します。
DE    シミュレーションの片側長-1.5mm
DE以外 シミュレーションの全長-2mm
 

■測定
いつもの公園で測定しました。
 

【VSWR】
共振周波数は、430MHzでした。


【リターンロス】
430MHzで、-30dB以下となりました。


【VSWR シミュレーション vs 実測】
ほぼシミュレーションと一致しています。


■まとめ
VSWRについては、ほぼ計算通りシミュレーション結果を再現できました。ロング八木では機械的強度を稼ぐためにエレメントを太くしたいと考えています。エレメントを太くした場合の影響を調べるために今回のモデルを使用して試作を行うかもしれません。

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