岩小屋沢岳、鳴沢岳、爺ヶ岳 | ||||||||||
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今年の北アルプス同行登山は爺ヶ岳から針ノ木岳へ続く稜線歩き。扇沢を基点に周回コースが可能であり、黒部湖越しに立山や剣岳を間近に見ることができるので退屈せずに歩けるだろうということと、人が少ないので静かな山行を楽しむことができるというのが理由である。 さて日程だが前日までの台風が日本海へ抜け台風一過となるだろうタイミングに設定。ただし天気予報ではあまりよくないとのこと。さてどうなるか。 8/11 扇沢駐車場で出発準備をしているとポツリポツリと雨が。目的地方面は明るいので登り始めればやむだろうと思いながら出発。 雨の中テンション下がり気味で柏原新道の登山口へ到着。登山案内所で事前に準備してきた登山計画書を提出、現地で書くのは面倒なので準備してきてよかったな。 |
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柏原新道を登るのは6年ぶり。鹿島槍ヶ岳に登ったとき以来だ。日ごろの日帰り軽装登山スタイルと違いテント泊装備が重く自ずとスローペースに。ねーさんとヨロちゃんは調子よく先行するが、タッキーと共にペースが上がらない。 |
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何度も休憩を入れながらコースタイムよりも遅いペースで種池山荘に到着。薄曇りではあるが近くの山は見ることができる。食事後、ねーさんとヨロちゃんは小屋泊まり、テント組はテントの設営へ。 ねーさんとヨロちゃんは爺ヶ岳方面へ行くとのことで先に向かったが、タッキーと生ビールで乾杯したとたんに登山意欲ゼロに。まあ6年前に登っているからいいかな。 |
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8/12 今回のメインである針ノ木岳への縦走を開始。とりあえず雨は降っていないが天気予報では下り坂とのこと。さてどこまで降られずに進むことができるか。 |
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岩小屋沢岳到着。 縦走の最初のピークからは立山三山や剣岳が間近に見える。心配された天候もなんとか持ちそうな予感。 |
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新越山荘への最後の下りで天候が悪くなってきた。ヨロちゃんからは戻りたいとの提案が。ここまできたら引き返すのも時間がかかるのでとりあえず小屋まで行って考えることに。 小屋に着いたとたんに雨が降ってきた。これから歩く予定の稜線上は雲の中に隠れてしまった。荷物をおいて鳴沢岳に行きたい人だけで行くことにして小屋の中に入って待機。雨がひどくなってきた。何組かの方が続々と小屋に避難してきて今後先へ進むか迷っているようだ。 |
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相談の結果、明日扇沢で合流することで、ねーさんとヨロちゃんは種池山荘へ引き返すことにして、タッキーと強引に先へ進むことに。 雨も小康状態になったので再び天候が悪化する前に稜線を抜けてしまおうというわけで少しハイペースで登る。 |
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鳴沢岳へ近づくにつれ再び天候が悪化、山頂に到着したときには暴風雨状態。山頂を写真に収め付近のハイマツ帯に逃げ込んだ。 先の稜線の様子からさらに過酷な天候が予想され、タッキーの右ひざの様子がおかしいということもあり、この先の岩稜帯の状況を考え、ここまでとした。 |
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鳴沢岳を後にして種池山荘へ。新越山荘の先では強烈な横風、体が飛ばされそうなくらいの強烈な風のためハイマツ帯で風の弱まるのを待つことに。 岩小屋岳付近までくると風は弱くなった。腹が減ったので昼飯にすることにした。タッキーは空腹と風雨のため体が冷えた影響で少し弱っていたがラーメンを食べたら元気になった。 |
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種池山荘が見えることになると穏やかな天候に。曇り空ではあるが暑いくらい。 テント場に到着すると荷物をおいて一目散に生ビールを飲みに向かったのは言うまでもない。 |
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8/13 ご来光を見るために爺ヶ岳南峰へ。 |
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爺ヶ岳南峰。 ご来光のタイミングにぎりぎりセーフ。雲海から昇る太陽があたりの山々を赤く染めてゆく。まさに360度の展望。 |
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お次は爺ヶ岳中峰。太陽が高度を上げて山々の表情が変化してゆく。雲海に浮かぶように遠くうっすらと南アルプス、富士山、八ヶ岳も見ることができた。 |
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後ろ髪を引かれる思いで爺ヶ岳を後にし、種池山荘に戻りテントを撤収。途中敗退などいろいろあったけど、思い出に残る登山になったかな。 |
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柏原新道登山口到着時点で、「体力の限界」と千代の富士の引退会見の台詞を発する者も。 タッキーの膝もなんとか持ちこたえたようでよかったね。 |
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帰りに、安曇野IC近くの焼肉カルビ大将でシャリバテ解消。元気になって車の中で反省会。時間を忘れあっという間に甲府へ到着、今回も無事に計画終了。達成できず残してきた部分はいつかきっとやり遂げましょうね。 |
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GPS軌跡表示 ※カシミール3D使用 ログは一部のみ |
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標高グラフ ※カシミール3D使用 8/12、鳴沢岳〜種池山荘 |
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標高グラフ ※カシミール3D使用 8/13、種池山荘〜扇沢 |
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爺ヶ岳中峰から見える山々 ※カシミール3D使用 |
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