天目山、三ッ峰山、相馬山、掃部ヶ岳、榛名富士

データ 天目山/群馬県群馬郡榛名町・高崎市・1303m
三ツ峰山/群馬県高崎市・1315m
相馬山/群馬県渋川市・北群馬郡榛東村・群馬郡榛名町・1411m
掃部ヶ岳/群馬県吾妻郡東吾妻町・群馬郡榛名町・1449m
榛名富士/群馬県群馬郡榛名町・1390m
登山日 2008年6月1日 晴れ
ルート <アプローチ>
甲府昭和IC=関越道渋川伊香保IC=国道17号=県道33号=ヤセオネ峠(車をデポ)=榛名湖バス停付近の駐車場
<歩行>
榛名湖バス停付近の駐車場-天神峠-氷室山-天目山-七曲峠-三ツ峰山(往復)-ツツジ峠-松之沢峠-磨墨岩(往復)-磨墨峠-相馬山分岐-相馬山-相馬山分岐-ヤセオネ峠
<車で移動>
ヤセオネ峠=榛名湖バス停付近の駐車場(車を回収)
=湖畔の宿記念公園駐車場
<歩行>
湖畔の宿記念公園駐車場-掃部ヶ岳-湖畔の宿記念公園駐車場
<車で移動>
湖畔の宿記念公園駐車場=榛名山ロープウエー駐車場
<榛名山ロープウエー+歩行>
榛名高原駅=榛名富士山頂駅-榛名富士山頂-榛名富士山頂駅=榛名高原駅
メンバー タッキー、kazz

榛名山というのは榛名湖の外輪山の総称のようであり、具体的な山のピークの名前ではないようだ。じゃあいったいどこに登れば登ったことになるのだろうか。最高峰というのは説得力があるが、信仰や観光という意味まで考えるとそれだけではないだろう。というわけで、最高峰+縦走+観光と欲張った計画を立ててみることにした。
今回は縦走が入るので車は2台体制が効率的と考えて、タッキーと一緒に出かけることにした。
天神峠付近(7:35)

ヤセオネ峠で車をデポし、タッキーの車でメロディーを奏でる直線道路を通って湖畔上の無料駐車場に向かう。天神峠付近まで車道を進み、途中の案内標識にしたがって左に曲がる。


しばらく歩くと関東ふれあいの道の案内が見えてきた。正面に丸太の階段があるが、ここを登っていくようだ。
氷室山(7:47)

急な丸太の階段を登りきったところが氷室山山頂。木々が直射日光をさえぎっているが、もうすでに汗が噴出してきた。しばらくは細かなアップダウンが続くだけなのでのんびり歩くことにしよう。
天目山(8:08)

天目山の山頂は広くて丸太のベンチもあり休憩場所にはよいだろう。しかし今回はいくつかの山をはしごしなければならないのでとりあえず先を急ぐことにした。


七曲峠(8:19)

車の走る音が聞こえてきた。どうやら車道を横切るようだ。地図で確認すると七曲峠という場所らしい。でもここまで気持ちよく森林を歩いてきたのに車道を横切るというのもあまり気持ちのよいものではないな。
三ツ峰山分岐(8:34)

三ツ峰山方面への案内が現れた。縦走路上ではないので予定していなかったが案内標識を見つめると、なんとなく誘っているような気がする。タッキーと顔を見合わせて意気投合し浮気してみることにした。時間はまだ8時半過ぎ、多少寄り道しても大勢に影響はないだろう。
分岐を過ぎてまもなく、目の前がぱっと開けて三ツ峰山が正面に見える場所になった。見ごろを迎えたツツジも一緒に写真に収めることにした。
急な登りの途中で下山してきたパーティーとすれ違った。あまり人は来ないだろうと思ったがそうでもないということか。
さて、急な登りが終わって左に折れてしばらく進むとまもなく山頂。
三ツ峰山(8:48)

木々に囲まれた山頂には小さな祠があるだけでちょっと寂しい感じだが、静かでいい感じであるともいえる。
縦走路に戻って丸太の階段を下りてツツジ峠へ向かう。正面に1236峰らしきピークが見えてくるとまもなくツツジ峠。


ツツジ峠(9:11)

ツツジ峠から左へ直角に曲がりこむように道は続いている。この先の登山道を囲むようなツツジのトンネルはまさに圧巻。


松之沢峠(9:16)

松之沢峠で車道を横切って100メートルほど歩くと、今度は丸太の階段が山中へ続いている。車道を歩いたりまた山中に入ったりまったく忙しいな。
丸太の階段を登りきるとなだらかな道になった。日当たりがよくあたりが開けていて景色がよい。
麿墨岩(9:42)

麿墨岩(スルス岩)の案内の近くで登山者が休憩していた。スルス岩の上からの景色はよいと教えられたことで急に興味が沸いてきた。というわけで岩場の一番てっぺんまで登って景色を楽しむことにした。


行人洞(9:52)

スルス岩を下りてもとの道をわずかに進むと今度は行人洞と呼ばれる案内が出てきた。1分くらいなので寄り道しよう。
相馬山分岐に到着(10:10)

東屋のあるスルス峠では登山者が休憩中であった。日当たりがよくて日差しが強いので休憩する気分にならないのでとりあえず相馬山分岐まで行くことにした。
相馬山分岐前には立派な鳥居があった。ここまで休憩せずに歩いてきたので軽くパンを食べて10分ほど休憩した。
意外と岩が多い登山道で、途中長いはしごも用意されている。エネルギー補給も十分なのでサクサク登ることができた。
相馬山(10:37)

鳥居から20分足らずで山頂に到着。以外と狭い山頂には神社や灯篭があり、窮屈感があり、あまり長居する気にならなかったので、とりあえず写真撮影後に早速下山することにした。
相馬山分岐からヤセオネ峠へ(10:53)

山頂から下山中、登りの登山者に声をかけられた。
「もう下山するの?」
「まだこれから最高峰に登るので」
「カモン岳に行くのかね、元気だねぇ」
「えっ、は、はい?」

カモン岳ってなんだ?
掃部ヶ岳をカモンヶ岳と読むことを、この時点では知らなかったのであった。
ヤセオネ峠に帰還(11:06)

登山道出口の改修中の赤い鳥居をくぐり、車をデポした駐車場に帰還。朝デポしたときよりも車が増えている。
さあ、これからタッキーの車を回収に行こう。
湖畔の宿記念公園駐車場(11:20)

さて次は最高峰の掃部ヶ岳だ。湖畔の宿記念公園駐車場付近から登ればよさそうだが、あたりに案内が見つからない。
地元の方に聞くしかないので、駐車場にいた地元風のおじさんに尋ねたところ公園の向こうに入り口があるとおしえてくれた。


登山道入り口(11:27)

公園をわずかに登ったところに登山道を案内する板が木の根元に置かれていた。もう少し分かりやすい入り口だと思っていたが意外とシンプルだ。その割には案内板にはしっかり「カモン」のふり仮名入りというのは親切だな。


登りはじめの黒土の登山道は急で、しかも湿っていて実に滑りやすい。しばらく滑らないようにと気を使いながら登っていくと傾斜が緩やかになって登りやすくなってきた。振り返ると榛名湖周辺の山々がよく見える。
掃部ヶ岳(12:07)

登山道入り口から40分、掃部ヶ岳に到着した。意外と静かな山頂からは南側の山々がよく見えた。時間はもうお昼、お腹がすいたので下山したら湖畔の食堂でなにか食べることにして、水分補給にとどめて下山することにした。


榛名山ロープウエー乗車(13:39)

掃部ヶ岳から下山後そばを食べ、文明の力を使って榛名富士へ登るためにロープウエー乗り場に向かった。大人往復820円のチケットを購入し、発車1分前にロープウエーに乗り込んだ。2両連結のロープウエーに乗ればわずか数分で山頂駅に到着してしまった。
榛名富士(13:47)

10分も歩かずに山頂についてしまった。山頂には鳥居などがあり一応神社風だ。展望台で景色を眺めてからロープウエーの山頂駅までのんびり戻ることにした。
ソフトクリーム食べながらのんびり(14:17)

下山後、駐車場近くのおみやげ店で「とうふソフト」なるものを食べた。あっさりした口当たりの中に、確かに豆腐の味はする。
帰りには、湖畔の北側にある榛名湖温泉ゆうすげ元湯で汗を流した。

これで本日の予定はすべて終了、山のはしごで忙しかったがノルマは達成できたしめでたしめでたし。

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