越前岳、呼子岳

データ 越前岳/静岡県裾野市・富士市・1504m
呼子岳/静岡県裾野市・富士市・1310m
登山日 2007年1月20日 晴れ
アプローチ 国道358=国道139号=朝霧高原=富士山スカイライン=十里木=越前岳登山口駐車場
歩行ルート 登山口−馬ノ背−勢子辻分岐−越前岳−呼子岳−割石峠−蓬莱山-往路と同じ道で下山
メンバー タッキー

今回はタッキーからのお誘いで、タッキーの地元の山に登ってみようというわけで静岡の愛鷹山に登ることにした。私にとって今回は、お正月の竜ヶ岳以来であり、仕事の都合でなかなか山に登れない日々が続いているので、増加傾向の体重と体脂肪を少しでも減らしたいと言う意味が大きい。とはいえ調べてみると愛鷹山は日本二百名山であり、晴れていれば展望も良いだろう。


十里木の登山口駐車場(9:28)

今回は出発前にいろいろ調査する時間がなかったこともあり、ガイドブックで普通に紹介されている十里木の駐車場を起点とするルートを利用することにした。タッキーの地元ということもあり、アプローチで悩むことなく駐車場に到着、小寒い天気の中トイレのある広い駐車場で出発準備をはじめたがなんだか雲行きがあやしくなってきた。天気予報では崩れる予報ではなかったので、まあ大丈夫だろう。
歩幅の合わない霜柱で凍った階段で最初から呼吸を乱しながらとりあえず登山開始。
展望台(9:39)

久しぶりの登山で気合を入れすぎたのか呼吸が荒くなってしまったところで展望台に到着。振り返れば富士山がでかい。とはいえ曇りで裾野しか見えなかったのが残念だな。
展望台までの階段と別れてササ原の道に変化してきた。前方の電波塔の向こうには目指す最高峰の越前の上部付近が見える。話はそれるが、最近は光ファイバー網などの整備が進み各地の電波塔も、役割を終えつつあるという話も聞いたことがある。
さて道の様子だが、今は気温が低いので登山道は凍土状態で靴も汚れないが、きっと気温が上がってくるとぬかるんで泥だらけになるんだろうな。
勢子辻の分岐(10:40)

北斜面なので標高が高くなってくると残雪も目立つようになってきた。また風向きの関係だろうか、西斜面よりも東斜面に残雪が多く残っている。念のため軽アイゼンを持ってはきたが必要に迫られるほどではなかった。まあ場所によっては凍っていた場所もあったので、気を使わずに登りたいのならば軽アイゼンでも装着したほうが安全かも。

越前山頂(10:47)

駐車場を出発して1時間20分、思ったよりもあっけなく山頂に着いてしまった。駐車場の標高が850m、山頂が1504mなので標高差は650mほど、登り一辺倒なので道のり3kmくらいと考えると、体重が増えたとはいうものの、ほぼいつものペースで登ることができたということで一安心。
山頂には何人かの登山者が休憩していた。残念ながらガスがかかって周りの山々の景色がよく見えなかった。
呼子岳方面に出発(10:50)

愛鷹山は最高峰の越前に登ることで目標達成、が一般的なのでこれでノルマは達成なのだが時間はまだ11時前、このまま下山するにはなんともあっけない。というわけで軽く写真撮影と水分補給をしてさらに南の呼子岳方面まで足をのばしてみることにした。
呼子岳(11:30)

越前岳から一旦一気下り、尾根伝いに細かなアップダウンを繰り返しながら南にに進んでいく。基本的に景色はよいので天気がよければずっと遠方まで見通せて気持ちが良いのだろうな。
と、まあなんとなくおしゃべりをしながらのんびり歩いていくといつのまにか呼子岳の山頂に着いてしまった。


割石峠(10:53)

大きくVの字に割れた岩のその場所が、文字通り割石峠なのだろう。標識にもその名が書いてあったので間違いはない。真っ直ぐに登れば鋸岳、左に下れば須山とかいてあるのでこちらは下山道のようだ。須山に下ったら駐車場に戻るのが大変。バスも1日に何本もないだろう。というわけでとりあえず荒れた道を鋸岳方面に向かうことにした。


蓬莱山山頂(12:00)

天狗の畑、という良くわからない場所の横を通り過ぎると蓬莱山という場所に到着した。その正面には警告文があり、鋸岳〜位牌岳までは崩落が進んでいるので立ち入りをご遠慮ください、と書いてある。看板の先から覗き込むと確かに崩れやすそうな山肌を歩くことになりそうだ。とりあえず12時なので昼食にすることにした。
鋸岳〜位牌岳方面

鋸状の尾根の向こうには、雲に隠れた位牌岳の姿を見ることが出来た。最終目標が位牌岳ならば、なにも気にせずに一気に進んでしまうのだが、今回は特に思い入れもないので昼食後、蓬莱岳から引き返すことにした。


天狗の畑(13:02)

蓬莱岳からは引き返すだけなので、かなりのんびりしてしまった。行きに気になっていた天狗の畑にも立ち寄ってみるが、じつははなんの変哲もない開けた場所。命名の由来を知りたいものだ。
駐車場帰還(15:24)

呼子岳から越前岳への急登を一気に登ると、さすがに息が上がってしまった。越前岳山頂ではまだ何人かの登山者が雑談していた。今回は折角軽アイゼンを持ってきたので、駐車場までの下りでタッキーに軽アイゼンを体験してもらうことにした。
駐車場に戻ってみると、例の凍土が溶けた場所の泥が靴にへばりついて泥だらけ。でも近所の方が駐車場で掃除をしていたのでむやみに落とすこともできなかった。お掃除ご苦労様、泥は家に帰って洗って落とすことにしますよ。

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