竜ヶ岳

◆データ
竜ヶ岳/山梨県南都留郡富士河口湖町・南巨摩郡身延町・静岡県富士宮市 1485m
◆登山日
2007年1月1日 晴れ
◆アプローチ
国道358号=国道139号=本栖湖キャンプ場
◆歩行ルート
本栖湖キャンプ場-登山道入口-東屋-分岐-竜ヶ岳-分岐-本栖湖畔-本栖湖キャンプ場
◆メンバー
単独

■日記
もう8回目にもなれば竜ヶ岳で新年を迎えることが当たり前のようになってきた。しかも2000年から連続8回目だから始末が悪い。1回でも休むと今までの努力が水の泡になってしまう気がするからだ。今考えると21世紀を迎えるのにダイヤモンド富士を竜ヶ岳でという企画に気軽に乗ってしまったおかげで今日に至ってしまった。

今年の天気予報だが、とりあえず元旦は晴れの予想で、午後から夜にかけて雲が出てくるとのことなのでとりあえず今年はきれいな日の出を見ることが出来そうだ。除夜の鐘を聞いて直ぐに床に付き、4時30分の目覚ましで起きて、軽く準備をして自宅を出発した。途中国道沿いのコンビニでおにぎりとサンドイッチを買って車内で食べ、そして精進湖から本栖湖へ車を休まず飛ばし、いつもの本栖湖のキャンプ場の駐車場に到着した。

駐車場に着いて驚いたのはは例年に比べて車の多いことだ。バス数台はいつものことだが、乗用車の数が非常に多く、駐車場のかなり奥のほうに停めることになった。早速準備をはじめて出発したのは6時過ぎ、気温が低いのでダウンジャケットを着込んだが、たぶん登りはじめると汗をかきそうだとは思ったが、日の出を待つ時間の寒さは良くわかっているのでそれを思えばよいだろう。

キャンプ場内を歩き終えて登山道を登り始めると、後ろから元気なおねえちゃんが勢い良く登ってきた。今回の私のペースは早めなので、のんびり歩く登山者はどんどん追い抜くわけなのだが、一緒になってごぼう抜きしてくるとはなかなかやるものだ。しかも追い抜くときの挨拶も元気があってひょっとして体育会系か。というわけで、後ろからのプレッシャーを多少意識しながら、中腹の石仏まで登って来た。

中腹の東屋には例年どおり多くのカメラマンが場所を占拠していた。登り始めの段階では、ここで日の出を迎えようかと思っていたのだが、ハイペースの登りでまだ日の出の時間に余裕がありそうだったので、休憩無しで一気に山頂まで登りきることにした。

東屋から山頂までのジグザグな道を歩き始めると、山頂に向かう先行する長い列の最後尾に追いついてしまった。追い越す場所がない道なので仕方なくのんびり後をついて登っていると、例の体育会系の元気なおねえちゃんの挨拶の声が聞こえてきた。折角距離を離したのにまた追いつかれたぞ。気が付くと直ぐ後ろについている。負けず嫌いなのか?

山頂に近づくと日の出が近いのか富士山がかなり明るくなってきた。急がないと間に合わないかも、と思ってもう少しのところになってから駆け足で山頂まで登り、ササ藪に突っ込んで富士山の正面を確保したのが日の出の2分前だった。

まもなく富士山頂から太陽が見え始めた。今年も最高のダイヤモンド富士を見ることができたことに感謝した。

南アルプスなど周辺の山々を一通り撮影し、いつもの本栖湖への下山ルートで駐車場までもどった。今年は恒例のなめこ汁がなかったのでちょっと寂しかったが、天気に恵まれ最高のダイヤモンド富士を見ることができて満足だった。

登山後は恒例の富士浅間神社への初詣だ。毎年参拝するのに並ぶわけだが、まあこれも正月の行事だと思えば別に嫌いではない。おみくじを引き、神棚に飾る家内安全のお札と交通安全のお守りを購入し自宅に戻った。

■写真
ダイヤモンド富士。






竜ヶ岳山頂から南アルプスの展望。




山頂の様子。


御坂山塊方面。


眼下に見えた本栖湖。


駐車場の様子。

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