棒ノ折山、黒山、岩茸石山

データ 棒ノ折山(棒ノ嶺)/埼玉県飯能市・東京都西多摩郡奥多摩町・969m
黒山/埼玉県飯能市・東京都青梅市・西多摩郡奥多摩町・842m
岩茸石山/東京都青梅市・西多摩郡奥多摩町・793m
登山日 2006年3月18日 晴れ
アプローチ 甲府昭和IC=八王子IC=国道411号=川井駅=上成木川井線=百軒茶屋駐車場
歩行ルート 駐車場-山ノ神-棒ノ折山-権次入峠-黒山-名坂峠-岩茸石山-名坂峠-上成木川井線-駐車場
メンバー 単独

百軒茶屋駐車場(8:42)

奥多摩地域の関東百名山も残すところあとわずか。今回は2山まとめて登ってしまおうというわけで少し早起きして出かけることにした。棒ノ嶺と高水三山が今回の目標だが、高水三山の周回コースを使うと駐車場の問題と車の回収が面倒なこと、さらに再度百軒茶屋に行って棒ノ折山をピストンするのは面倒であること、などなかなか名案が浮かばない。まあとりあえず百軒茶屋から棒ノ折山に登ってから考えることにするかな。というわけで、いつものいいかげんな性格にまかせて、とりあえず国道411号線から青梅線川井駅のちょっと先を大丹波川沿いの上成木川井線を北上することにした。
キャンプ場までくると道路沿いに駐車スペースが点在するが、キャンプ場利用者以外無断駐車禁止の雰囲気。ためしに百軒茶屋のおばちゃんに、「車止めさせてもらえませんか?」とお願いしたら、「今日はお客も少ないのでいいよ」とのこと。無料でよいとのことなので、お礼を言って駐車させてもらうことにした。
登山道入り口(8:46)

百軒茶屋から上流に向かって舗装路を歩いていくと右手の奥茶屋のキャンプ場付近に登山道入り口があった。橋を使って川の反対側にわたるといきなり等高線どおりの急坂だ。
わさび田(8:54)

橋を渡ってまもなくわさび田が見えてきた。荒らされないように網に囲まれたわさび田は山ノ神と呼ばれる祠のある場所の手前まで続いていた。


山の神〜棒ノ折山

山の神をすぎると立派な杉林の急な道になった。地図をみるとどうやらこの斜度が山頂まで続いているようだ。なだらかな傾斜で距離が長い道よりも急な傾斜で距離が短いほうが個人的には好きではあるが、ずっとこのペースではさすがにちょっといやだ。


棒ノ折山山頂(9:42)

急な登りに飽きてきたころ、進行方向が明るくなってきた。どうやらやっと山頂についたらしい。奥茶屋の登山道入り口の標高が410mなので山頂までの標高差は550mほど、そんなに急いだわけではないのに1時間弱で到着した。関東の山あるき100選のガイドブックによるとコースタイム1時間50分と書いてあるが、昭文社さんさすがに余裕取りすぎじゃないの。
この日、あずま屋やベンチのある山頂からは奥武蔵の山々が良く見えた。
権次入峠(9:56)

意外と短時間で山頂に到着してしまったため、折角なので岩茸石山まで南下してしまおうというわけでペットボトルのお茶を飲んで小休止後岩茸石山方面に向かうことにした。山頂から東へ向かう道には丸太の階段が埋め込まれており、これがまた歩き難い。そんな道を少し下ると埼玉の名栗湖方面との分岐である権次入峠(ゴンジリ峠)に到着した。


黒山山頂(10:08)

権次入峠の分岐を南に向かって杉林の急な道を下って今度は雑木林の混じる道を登り返すと黒山(842.3m)と呼ばれるピークに到着した。小沢峠との分岐でもある山頂にはベンチがあったが、岩茸石山まで3.4kmと案内板に書いてあり、まだまだ先は長そうなので休まないで進むことにした。
逆川ノ丸(10:23)

逆川ノ丸?(841m)と呼ばれるピークまで来ると岩茸石山まで残り2.6km、だんだん南方面や西方面の景色がよくなってきた。目指す岩茸石山はどのピークなのかわからないが、頻繁に見かける案内の看板にしたがって進めば問題ないだろう。
逆川ノ丸〜名坂峠

時折南方面の景色が開けて奥多摩の山々を見ることができたが、山の名前が全くわからないぞ。見える範囲の山の多くはすでに登っているはずなのに情けないなぁ。
名坂峠(11:08)

名坂峠までくると目指す岩茸石山は目の前。ここまでですれ違った登山者は数人で意外と少なかった。この様子では岩茸石山山頂は人があまりいないかもしれないな。
岩茸石山山頂(11:17)

峠から一気に登るとそこが山頂。ここまで来ると棒ノ折山もずいぶん遠くに見える。予想に反して山頂にはかなりの人がいたが、様子を見ていると惣岳山方面から続々と人が登ってくる。普通はみたけ駅から登ってここで昼食を取って下山するんだろうな。
昼食後、これからどうしようかと迷った挙句、ここは高水三山の最高峰で、惣岳山からの展望も良くなさそうな気もするし、天気も下り坂、というわけで名坂峠から西の大丹波方面に下りて、車の置いてある百軒茶屋まで車道をあるいて戻ることにした。
車道に到着(12:19)

名坂峠から寂しげな杉林の道を下り、民家の間をぬけると車道に出た。バス停もあるのでバスで戻るのも手だが本数が少なくて待っている間に歩けば駐車場に着きそうだ。
というわけで、車道をてくてくあるいて12時54分、車に到着した。

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