八方山、唐松岳、五竜岳、白岳、西遠見岳、大遠見岳、中遠見岳、小遠見岳

データ 八方山/長野県北安曇郡白馬村・2086m
唐松岳/富山県黒部市・長野県大町市・北安曇郡白馬村・2696m
五竜岳/富山県黒部市・長野県大町市・富山県・2814m
白岳/富山県黒部市・長野県大町市・北安曇郡白馬村・2541m
西遠見岳/長野県大町市・北安曇郡白馬村・2268m
大遠見岳/長野県大町市・北安曇郡白馬村・2106m
中遠見岳/長野県大町市・北安曇郡白馬村・2037m
小遠見岳/長野県大町市・北安曇郡白馬村・2007m
登山日 2005年9月17-18日 晴れ
アプローチ 甲府昭和IC=豊科IC=国道148号=八方尾根ゴンドラ駐車場=第1ケルン(ゴンドラ1本+リフト2本)
歩行ルート 9/17
第1ケルン-八方池-唐松岳頂上山荘-唐松岳-唐松岳頂上山荘-五竜山荘(テント場)
9/18
五竜山荘(テント場)-五竜岳-五竜山荘(テント場)-白岳-西遠見山-大遠見山-中遠見山-小遠見山-五竜テレキャビン乗り場
(テレキャビンで下山後、五竜とおみ駐車場前からタクシー八方尾根駐車場に戻る)
メンバー タッキー



9/17 八方尾根ゴンドラ乗り場(8:57)

3連休で天気も期待できそうなので唐松岳から五竜岳へ縦走することにしました。薄暗い時間に家を出てタッキーを迎えに行き、そのまま甲府昭和ICから高速に乗りました。途中諏訪湖SAで朝食のそばを食べ、豊科ICで高速を下りて、途中コンビニで買い物をして八方尾根ゴンドラ乗り場に向かいました。連休の初日で天気も良いので、ゴンドラ乗り場前の有料駐車場にはもうすでに多くの車が駐車していました。テント装備をお互いのザックに分散し第一ケルン前までリフト券を購入しゴンドラに乗り込みました。


第1ケルン(9:31)

ゴンドラとリフト2本を乗り継ぐと第1ケルンに到着します。八方池山荘のわきを通って見晴らしのよい登山道を西へ進みます。天気が良くて周辺の山々が良く見えました第2ケルンのトイレの横を通り八方ケルンを通り過ぎるとまもなく第3ケルンになります。


八方池(10:23)

第3ケルン付近からは八方池とその向こうに白馬三山の稜線がとても良く見えました。美しい景色にしばし時のたつのも忘れ、景色に見とれながらのんびりすごしてしまいました。そういえば昔、会社の課内旅行で来たときには天気が悪くて何も見えなかったなあ、なんてことも思い出しました。


八方池〜唐松岳頂上山荘

八方池をすぎると登山道らしくなり、登りも徐々にきつくなっていきます。日差しも強く真夏のようで、しかも最近のアタック装備になれてしまった体にはテント装備が重く感じられました。というわけで扇雪渓でタッキーとザックを交換することにしました。おかげで一気に元気回復、反対にタッキーは一気にペースダウンで無口になってしまいました。
唐松岳頂上山荘(12:28)

岩場のトラバースを何度か通りぬけると山荘が見えてきます。「意外と近かったなあ」、なんてタッキーに話し掛けると、そうでもなさそうな感じ。そういえば登りの半分だけ重いザックのほうをタッキーに担いでもらったことを忘れていた。「さすが20代は違うね!」とおだてても効き目はなさそうだ。まあ、とりあえず山荘のユンボの横に荷物をデポしてカメラだけもって山頂に向かいました。
唐松岳山頂(12:42)

小屋から十数分で唐松岳の山頂に到着します。時間がたつにつれガスが上がってきて周辺の山々が見えなくなってきました。今日の目的地は五竜山荘なのでのんびりするわけにもいかず、早速山荘まで戻って昼食のパンを食べました。
唐松岳頂上山荘〜牛首

昼食後ガスの中を五竜山荘に向かって南下します。山荘を出てすぐにクサリ場が連続し、さらに先行する団体さんのスローペースに巻き込まれ一気にペースダウンしました。そうはいってもこちらの荷物も重いので丁度良かったかも。岩場の危険地帯を抜けて広くなったところで団体さんを追い抜きペースを上げました。
ハイマツ帯

岩場を通り過ぎると今度はハイマツ帯になります。途中ザックを交換しながらゆるやかなアップダウンを何度か繰り返すとまもなく遠見尾根との分岐になりました。ガスっていなかったら気持ちの良い稜線歩きになっていたのに残念。
遠見尾根分岐(15:20)

長い稜線歩きに疲れたころようやく遠見尾根に到着、ここまで来ると目の前に五竜山荘がすぐそこに見えます。
山荘に着いたら早速テントの申し込み、この日山荘は大混雑で1畳に2〜3人のスペースしかないらしい。テントでよかったと思いきやテント場もすでに満杯、仕方ないので山荘前のテーブル横の広場の一等地に設営しました。設営後とりあえずビールで乾杯、梅酒も飲んで満足。夜は強風でテントがうるさかった。
9/18 五竜山荘前

翌朝ご来光を見るために5時前に起床、しかし山頂まで行く元気はなく、まったりとテント場で過ごすことにしました。夜中の強風でガスや雲が飛ばされたようで周りの山々の稜線が良く見えました。


ご来光(5:35)

東の空をわずかに赤く染めながら太陽がのぼってきました。よく見ると太陽がのぼる様子がわかります。意外と太陽って速いですね。
テント場出発(7:09)

テントの中に荷物をそのまま置いて、サブザックに水、コーヒー、バーナー、コッヘル、などのコーヒーセットをいれて山頂を目指すことにしました。天気は快晴、目の前の五竜岳はくっきりみえます。
五竜山荘〜五竜岳 その1

登りはじめて振り返ると下のほうに山荘とテント場が小さく見えました。稜線上の先には昨日歩いた唐松岳や白馬三山の稜線もみえます。
五竜山荘〜五竜岳 その2

岩場を注意して通り過ぎると左手に鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見えてきます。五竜岳山頂方面にガスが上がってきたので先を急ぎました。
五竜岳山頂(8:00)

鹿島槍ヶ岳方面との分岐まで来ると五竜岳山頂は目の前です。分岐を右に少し行くと目指す山頂に到着します。それにしても天気がよくて360度の展望とはこのことを言うのでしょう。先日登った槍ヶ岳の尖った頭も見ることが出来ました。
上半身裸で恒例の写真撮影をすませ、景色を堪能したあと分岐まで戻ってコーヒーを沸かして飲みました。


白岳(10:20)

テント場まで戻ってテントをたたんで遠見尾根を下ります。山荘から北に向かって分岐を右に行くと白岳手前で4羽のライチョウが砂浴びをしていました。天気が良い日にはあまり見ないので今回はあきらめていたのですがラッキーでした。
白岳〜西遠見岳

尾根道を一気に下りそしてまた登ります。天気はよいけど日差しが強く、水分とエネルギーの消費が大きい。
西遠見の池(11:12)

荒涼とした尾根歩きにうんざりした頃、目の前に池が現れました。「こんな高いところになんで池があるの?」、なんて思いながら、水面に写った五竜岳方面を撮影。
大遠見山(11:45)

長い尾根歩きに疲れたのでとりあえず休憩。ほぼ半分くらいきたのでここから小遠見までタッキーに重いザックを担いでもらうことにしました。
中遠見山(12:16)

タッキーがつらそうなので狭いピークで休憩。下山とはいえアップダウンの繰り返しは足腰に負担がかかります。タッキーに、「そろそろザックを交換しよう」、と持ちかけましたが、「自分で言い出したので小遠見までがんばります」、というわけでその言葉にあまえることにしました。


小遠見山(12:45)

小遠見山にはまき道があるのですが、折角なのでピークまで登ることにしました。山頂にはベンチと遭難慰霊碑があり、意外と多くの人がいました。ここでザックを交換し、一気にリフト乗り場まで下山しました。乗り場まで下りてリフト券を購入しようとすると、係りのお兄さんが、「リフトに乗ってゴンドラ乗り場に下りるのならば、歩いてゴンドラ乗り場まで行っても時間は変わりませんよ!」、といわれたので結局歩いてゴンドラ乗り場まで行くことにしました。
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五竜とおみ駐車場には登山客目当て?のタクシーが待ち構えていたので早速乗り込み、そのまま車のある八方尾根ゴンドラ駐車場まで戻りました。今回は天気もよくて満足度が高い登山でした。

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