燕岳、合戦ノ頭

データ 燕岳/長野県大町市・安曇野市・2763m
合戦ノ頭/長野県安曇野市・2489m
登山日 2005年8月14日 晴れ
アプローチ 甲府昭和IC=豊科IC=国道147号=中房温泉手前駐車場
歩行ルート 駐車場-中房温泉登山道入り口-第一ベンチ-第二ベンチ-第三ベンチ-富士見ベンチ-合戦小屋-燕山荘-燕岳
メンバー 単独

中房温泉登山道入り口(8:32)

8/17から槍ヶ岳に登る予定なので、足慣らしのため比較的お手軽な北アルプスの燕岳に登ることにしました。例によって6時前に高速に乗ったのですが、さすがお盆真っ只中で通行量も多く、諏訪SAは駐車場がほぼ満車状態でした。豊科ICで高速を下り、国道157号をしばらく進み、カーナビの指示に従って中房温泉に向かいます。最近はナビに頼ってばかりなので、自分がどのルートを通っているのかを考えなくなってしまっています。中房温泉付近までは幅のせまい舗装道路が十数km続くので、すれ違いに気を使いながら進みます。
有明荘が右手に見えるとまもなく駐車場に着きますが、大きな駐車場はこの日すでに満車状態で仕方なく有明荘より手前の荷揚げケーブルのちょっと下のスペースに車をとめることにしました。登山口まで1kmのアルバイトが必要ですが仕方がないですね。準備をして中房温泉終点にある登山道入り口までのんびり歩くことにしました。
第一ベンチ(9:02)

登りはじめから急な登りが続きます。登りはじめなので歩幅を狭くして息が上がらない程度にテンポ良くあるくことに気をつけて、ササの茂る樹林帯を進みます。まもなく水場のある広い休憩所が見えてきますが、休まずに進むことにしました。
第二ベンチ(9:24)

荷揚げ用ケーブルの下をくぐるとまもなく第二ベンチです。まだ先が長いので休まず進むことにしました。
第三ベンチ(9:50)

標高が上がるに従い勾配がきつくなってきます。木の根や木製の梯子を使ったりして進みます。休憩していた多くの人が縦走か宿泊装備のようなので荷物が重そうでした。とりあえず合戦小屋まで行くことにして休まず進むことにしました。
富士見ベンチ(10:13)

きつい登りを我慢して登ると合戦小屋までの最後の休憩ポイントの富士見ベンチに到着します。白い棒には標高は2200mと書いてあります。登山道入り口から3.1kmで標高差750mほどなので登りがきついわけですね。


富士見ベンチ〜合戦小屋

富士見ベンチをすぎるころから登山道が花崗岩に変わっていきます。ザレていて滑りやすいので注意が必要です。


合戦小屋(10:34)

急な登りでさすがに疲れたので、小屋の広場で水分補給とパンをかじることにしました。冷えたスイカ四分の一で800円で売っていましたが、さすがに一人では食べきれなのであきらめました。でも食べている人を見ていたらおいしそうでした。ここは荷揚げ用ケーブルの終点なので食料の調達は難しくないのでしょうね。
合戦沢ノ頭(10:58)

小屋で休憩後、さらに先に進みます。小屋を過ぎると植生はハイマツとダケカンバに変化し景色もよくなってきます。合戦沢ノ頭付近までくると雲の切れ間から目指す燕岳方面がやっと見えてきました。
合戦沢ノ頭〜燕山荘

この辺りまでくると目の前に燕山荘が見えてくるので気分的に楽になります。ここからは周りの景色を見ながらのんびり歩きました。
お花畑

小屋直下までくるとすばらしいお花畑にめぐりあうことができました。


燕山荘(11:30)

お花畑をすぎ、テント場わきを通って階段を登ると燕山荘に到着します。展望はとてもよく、この日はわずかに曇っていましたが、大天井岳から槍ヶ岳さらに北に伸びる稜線の山々を一望できました。
コマクサ

小屋の周りを散策すると、いたるところにコマクサを見ることが出来ました。ただしちょっと時期が遅く枯れかかっていましたが。
燕山荘〜燕岳

すこしのんびりしてから目的地の燕岳に向かいます。花崗岩の山肌にハイマツのコントラストが絶妙ですばらしいですね。
奇岩

切り立った花崗岩が風化してできた岩の造形がいたるところにあり、実に奇妙です。あたかも上を向いた生き物のようです。
槍ヶ岳

山頂に向かう途中、雲がわずかに晴れて左端の大天井岳に続く表銀座の先に槍ヶ岳山頂が見えてきました。
まもなく山頂

近くに見えるのになかなか到着しない、ということがよくあります。みんなほとんどの人はカメラだけもって往復するようです。


燕岳山頂(11:59)

岩を登って山頂に到着、狭い山頂で写真をとってもらいました。東沢乗越経由で帰るのはしんどいし、大天井岳までピストンするには時間が遅すぎるので、そのまま中房温泉まで一気に下山しました。

TOPに戻る