黒姫山

データ 黒姫山/長野県上水内郡信濃町・2053m
登山日 2005年6月25日 晴れ
アプローチ 甲府昭和IC=上信越道信濃町IC=黒姫高原スキー場=小泉登山道入り口
歩行ルート 小泉登山道入り口-姫見台-黒姫乗越-黒姫山
メンバー 単独

小泉登山道入り口(8:11)

右足首の具合もだいぶ良くなってきたので、北信五岳の一つの黒姫山に登ることにしました。カーナビの目的地を黒姫高原スキー場にセットして朝6時前に出発、高速に乗ってからSAで2度ほど休憩して信濃町ICで下りました。高速を下りてT字路を右に進み、さらに道の駅を巻くように右に進みます。目的地がスキー場ということもあり、ナビの案内がなくても問題なくスキー場まではたどり着けるでしょう。観光施設の前を通り過ぎてゲレンデに向かって車を走らせると右側に広い駐車スペースがあり、道をはさんで反対側にロープが張られた登山道入り口がありました。時間は8時過ぎ、もうすでに車は数台止まっていました。正面の木にぶら下がっている「登山道」の標識がなぜか反対になっていたのには笑いました。
望湖台(8:26)

林道を歩き始めてまもなく、草花を採取している人たちを多く見かけました。どうやら、すでに駐車してあった車の一部は、この山菜取り?の方々の車だったようです。シーズンも終わって停止しているリフトを横目で見ながら案内標識にしたがって登ると展望台に到着します。比較的天気が良いので、景色もまずまずでした。


ゲレンデの登山道

望湖台をすぎるといきなり急な登りとなります。冬季はゲレンデなので急斜面はしかたがないでしょう。背丈ほどの山野草に囲まれているとはいえ日差しをさえぎるものがないので少し登っただけで汗びっしょり、ジグザグに登るので時折木々の下を歩きましたが、いつもよりかなりバテました。


ゲレンデ上部(9:32)

最上部のリフト下り場が見えてくるとゲレンデ歩きも終わりになります。植生もかわり、ツツジも見かけるようになってきました。ガスがかかってきて、残念ながらゲレンデ下方向の視界が良くなかったです。
姫見台(9:40)

ゲレンデ最上部をすぎると、樹林帯に入ります。ほとんど平行移動の道をしばらく進むと姫見台に到着します。やはりガスがかかって景色は見えませんでした。ゲレンデの登りでバテた体を水分とパンで癒してさらに先へ進みました。



姫見台〜越見尾根

大きな石や倒木で荒れた登山道を進みます。平行移動に近いのですが、倒木を乗り越えたり、大きな石をよけたり登ったりを繰り返しながら進むので思ったより歩き応えがありました。
越見尾根(10:08)

越見尾根の標識からは急な登りがしばらく続きます。ゲレンデの登りでエネルギーを必要以上に使ったのか、ここからの登りでかなり疲れました。
黒姫乗越(10:46)

きつい登りを何度も立ち止まって休憩しながら進むと黒姫乗越に到着しました。標高は1900m以上だと思われるので、針葉樹が多くなってきました。ここから右に進むと火口にある七つ池方面、左に登ると黒姫山方面です。今回は早めに帰りたかったのでとりあえず山頂を目指すことにしました。


黒姫乗越〜黒姫山

黒姫乗越から山頂方面に向かう道の斜度は緩やかなのですが、木の根や倒木が多くて、決して歩きやすい道とはいえません。しかし時折見かけるイワカガミがその苦労を癒してくれました。


表登山道分岐(11:23)

御鹿池方面からの表登山道分岐と合流すると山頂はまもなくです。途中一瞬だけ残雪を横切りましたが、雪はその場所だけで完全に夏山状態でした。万が一のことを考えてアイゼンをリュックにしのばせてきたのですが、単なる鉄くずでしかなかったようです。右手には小黒姫山ピークと、木々の間からはわずかに七つ池をみることができました。
黒姫山山頂(11:34)

表登山道分岐をすぎてまもなく、目の前が一気に開けた山頂に到着します。大きな四角い石版と祠のある山頂は、登山道の寂しさとは別世界のように多くの登山者でにぎわっていました。どうやら多くの人は古池方面から登ってくるようです。昼ご飯を食べているときも続々と西登山新道方面から登山者が登ってきていました。
西登山新道方面の景色

天気が比較的よいので、周りの山々を数多く見ることが出来ました。もっと空気が澄んでいれば、もっと遠くも見えたでしょうね。
北方面の景色

北方面を見ると、まだまだ多くの残雪のある妙高方面(多分)の山々を見ることができました。
帰りは七つ池まわりで戻ろうかと思ったのですが、早めに帰宅したかったのでそのまま登ってきた道を下山しました。

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