南アルプス市 山岳移動


「南アルプス3000m峰で430SSBを運用してみましょう」という軽い乗りで、山梨県南アルプス市と長野県上伊那郡長谷村の2ポイントの仙丈ケ岳、標高3033mに移動しましたので報告します。

移動地は、
・平地ではなかなかQSO出来ない。
・標高の高い山がある。
・今が旬である(ちょっと強引)。
というわけで、必然的に、2003年4月に市になったばかりの南アルプス市。移動ポイントの最高峰は南アルプス北岳、標高3192mなのですが、広河原駐車場からの標高差が約1670mでは、無線設備を担いで登るには無理があります。そこで標高差の少ない仙丈ケ岳、標高3033mに登ることにしました。標高差が少ないとはいえ、約1000mはありますが。
メンバーは、7L1TIG 渡辺と、JH1CUW 角田さん(山岳UHF運用ではこの人!、しかも登山経験も豊富。山野草にも詳しい)、の2名。移動日は2003年8月2-3日に決定。


2003年 8月2日
広河原へのメインルートである夜叉神峠経由は、がけ崩れのため当分の間不通。そのため遠回りだが中富町から早川町、奈良田経由で広河原へ向かう。このルートも時間制限の一方通行なので注意が必要。甲府から2時間でやっと広河原に到着、車はここまででさらに北沢峠行きの専用バスに乗る。北沢峠で荷物の分担を終えさっそくリュックを背負うが重い!こんな重さで登れるのか不安になりながらいよいよ登山開始。

北沢峠の登山口前で担ぎ上げの荷物を整理、通常の登山装備に、20A+6Aのバッテリー+プリアンプ+スタックブーム+マスト...が追加されていることにまだ気づいていない。
いよいよ登山開始。とにかく重い!リュックや背負子を一度下ろすと簡単には立ち上がれないほど重い。角田さんは持病の腰痛で苦しそうだが、自分も一杯一杯。登れば登るほど坂は急になる。
「テレビの撮影ですか?」、すれ違う登山者の質問攻撃をうまくかわしながら、角田さんはマスプロの15エレを背負子で運ぶ。いつのまにか登っている時間よりも休憩時間が長くなっていた。「今日中に着けばいいよ」、その通り。
尾根に出ると周りが明るくなってきた。予報では梅雨明けのはずだが。でも日差しが弱いのでバテバテの体にはありがたい。森林限界をこえると小仙丈ケ岳は目の前。
とりあえず小仙丈ケ岳付近でアンテナを設営し、明日に向けての試験運用を行う。尾根の風の通り道で、アンテナがぐるぐる回ってビームが定まらない。とりあえず夕日の西ビームで数局とQSO。

2003年 8月3日
早朝から仙丈ケ岳へ向かう。天気は良い。

遠く富士山と、手前右側の北岳が並んで見える。風は冷たいが、とりあえず快晴。
雪の残るカールの上部に仙丈ケ岳が見える。久しぶりの青空がまぶしい。コンディションが良いぞ、と勝手に思いながら重い荷物を運ぶ。
早速アンテナを設営後、朝8:30運用開始。すぐに広島の世良さんと59で交信成立。4、5、6エリアがたくさん聞いているらしい。MCをお願いして6エリアとQSO開始、「聞こえる、聞こえる」、ノンプリでも十分交信できるレベル。いつもの富士山4.5合目でもこんなに聞こえることはない。さすが3000mの世界、コンディションも味方しているのだろう。

ちなみに写真は北ビーム。
北ビームの景色。甲斐駒ケ岳と鋸岳が見える。でも標高はこちらが高い。北方面は天候が悪く、残念ながらQSO出来なかったのがちょっと心残り。
正午ごろ運用を終了。とりあえずほっとして記念撮影。山の天気は変わりやすい。さっき晴れていたと思ったらあっという間にガスの中。何にも見えない。昼飯後、あえぎながら北沢峠まで下山。

2003年 8月4日午後
北沢峠のキャンプ場から甲府盆地に無事帰還。ああ、疲れた。


運用結果
<<<HLCOUNT Ver 1.03 BY JI3SRZ>>>
CHECK DATE 2003/08/02 00:00J - 2003/08/03 23:59J

FREQ= 430 MHz

MODE JA0 JA1 JA2 JA3 JA4 JA5 JA6 JA7 JA8 JA9 TOTAL
SSB 7 8 9 25 14 12 10 0 0 3 88

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